どうも、競馬戦線の執筆者「阿部慎吾」です。

本日6月26日(水)に、上半期のダート頂上決戦「帝王賞(Jpan1)」が開催されます。

上半期を締めくくるレースで、優勝賞金は8,000万円！

毎年地方競馬ファンから注目を集めているレースです。

本記事では、そんな帝王賞2024の予想で役立つ情報を大公開！

▶この記事でわかること

• 帝王賞2024の本命馬・対抗馬・穴馬を予想印でご紹介
• 帝王賞2024の芸能人予想一覧
• 帝王賞2024の枠番・出走馬
• 帝王賞の概要
• 帝王賞2024の全頭診断
• 過去10年分のデータから帝王賞の傾向を把握
• 過去10年分のデータから帝王賞の展開を予想

などなど帝王賞2024の予想をより楽しく・攻略するための情報を徹底網羅！

ぜひ、最後までお付き合い下さい！

【帝王賞2024最終予想】本命馬・対抗・穴馬・危険な人気馬を予想印でご紹介！

早速本題に移っていきます。

私なりに帝王賞2024の本命馬・対抗・穴馬・危険な人気馬を予想印でご紹介！

予想印も公開しているので、是非参考にしてみて下さい。

本命に選んだのはウィルソンテソーロ！

昨年のチャンピオンズCではレモンポップ相手に堂々の2着、東京大賞典でも2着とJRA重賞一線級の実力馬です。

今年のドバイワールドCでもドゥラエレーデとデルマソトガケに先着し好調を維持。

1着はもちろん、馬券圏内は堅いでしょう。

しかし、今年の帝王賞は3連覇を狙うメイショウハリオ、川崎記念を制したライトウォーリアなど馬券に絡む可能性が高い実力ある馬が揃っています。

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【帝王賞2024予想】本命馬：ウィルソンテソーロ

競馬戦線が帝王賞2024の本命馬に選出したのは・・・ウィルソンテソーロです！

血統表は以下の通り。

キタサンブラック 2012 鹿毛	ブラックタイド 2001 黒鹿毛	サンデーサイレンス
		ウインドインハーヘア
	シュガーハート 2005 鹿毛	サクラバクシンオー
		オトメゴコロ
チェストケローズ 2013 鹿毛	Uncle Mo(米) 2008 鹿毛	Indian Charlie
		Playa Maya
	Deputy's Delight 1997 芦毛	フレンチデピュティ
		Bishop's Delight

昨年11月のJBCクラシックは5着でしたが、その後チャンピオンズC2着、東京大賞典2着とG1で好走。

前走はドバイに遠征し、ドバイワールドCで4着に入りました。

馬体に関してはシャープに見せる時、ボテッと見せるときの差が激しいですが基本的には逞しい体付きでトモの肉付きが素晴らしい印象。

四肢が長めで中距離向き。

外厩の阿見TCを経て5月下旬に帰厩、6月12日時点で坂路とウッドで8本の時計を消化しています。

12日に好時計を出し仕上がりは良好。

勝ち馬のローレルリヴァーが強すぎましたが、ドバイではドゥラエレーデとデルマソトガケに先着と着順以上の内容だったウィルソンテソーロ。

ウシュバテソーロが不在且つ、DG競争で鬼神の如き勝率を誇る川田将雅騎手ならかなり期待できます！

【帝王賞2024予想】対抗馬：セラフィックコール

競馬戦線が帝王賞2024の対抗馬に選出したのは・・・セラフィックコールです！

血統表は以下の通り。

ヘニーヒューズ 2003	ヘネシー 1993 栗毛	Storm Cat
		Island Kitty
	Meadow Flyer 1989 鹿毛	Meadowlake
		Shortley
シャンドランジュ 2013 青鹿毛	マンハッタンカフェ 1998 青鹿毛	サンデーサイレンス
		サトルチェンジ
	ハルーワソング 1996 栗毛	Nureyev
		Morn of Song

強烈な末脚が最大の武器で、ここまで重賞を2勝。

前走の川崎記念は、砂を被ったためか勝負所で鈍く、最後の直線でも苦しくなって5着と悔しい結果でした。

ヘニーヒューズ産駒は四肢が短くなりやすいですが、本馬は四肢が長めで全体的にゆったりとした馬体特徴を持ちます。

胸前とトモの隆起が目立ち、腹袋も大きいダート馬らしい体付き。

外厩のノーザンFしがらきを経て、6月の頭に帰厩。

6月21日時点で坂路とウッドで5本の時計を消化し、2週連続でキングスソード相手に手応え優勢と好調を維持しています。

昨年のみやこSではG1級の能力があることは証明済み。

G1ハンターの異名を持つD・レーン騎手が跨ることも含め、対抗馬に推させていただきます！

【帝王賞2024予想】対抗馬：ノットゥルノ

競馬戦線が帝王賞2024の対抗馬に選出したのは・・・ノットゥルノです！

血統表は以下の通り。

ハーツクライ 2001 鹿毛	サンデーサイレンス 1986 青鹿毛	Halo
		Wishing Well
	アイリッシュダンス 1990 鹿毛	トニービン
		ビューパーダンス
シェイクズセレナーデ 2006 芦毛	Unbridled's Song 1993 芦毛	Unbridled
		Trolley Song
	Desert Stormer 1990 鹿毛	Storm Cat
		Breezy Stories

ノットゥルノは、左回りでは力を出せませんが、右回りなら話しは別。

大井G1級レースでは【1‐2‐0‐2】と安定感のある走りを見せています。

前走の名古屋グランプリではハナに立つと後続を大きく突き放し快勝と調子は上向き。

馬体を見た限り、520キロ前後の大型馬ですが芝馬のようにスラッとした姿が特徴的でした。

21日時点で坂路とウッドで6本の時計を消化、2週連続でいい動きを見せているので仕上がりは上々と見ています。

昨年の帝王賞こそ外々を回す競馬で崩れましたが、大井では堅実。

昨年の東京大賞典1着、3着馬が不在ならチャンスは十分にあります。

逃げるライトウォーリアをぴったりマークする競馬ができれば好走する可能性大！

【帝王賞2024予想】穴馬：グランブリッジ

競馬戦線が帝王賞2024の穴馬に選出したのは・・・グランブリッジです！

血統表は以下の通り。

シニスターミニスター 2003 鹿毛	Old Trieste 1995 栗毛	A.P. Indy
		Lovlier Linda
	Sweet Minister 1997 鹿毛	The Prime Minister
		Sweet Blue
ディレットリーチェ 2010 栗毛	ダイワメジャー 2001 栗毛	サンデーサイレンス
		スカーレットブーケ
	ブロンコーネ 2003 鹿毛	ブライアンズタイム
		ミセスビクトリア

ここまでDG競争4勝で今年の佐賀記念こそ4着でしたが、川崎記念では2着と奮闘。

前走のエンプレス杯では、新星のオーサムリザルトに鋭く迫り2着と好走しました。

他の有力馬に比べると小柄でシャープな体付きですが、その見た目以上にパワーがあるのが特徴。

6月12日から乗り込みを再開し、時計を3本重ねています。

坂井騎手が跨った20日のCWは追い重点の調整。

左回りでより切れるのも、牡馬相手にG1級でやれるのも川崎記念で証明済み。

展開次第では馬券に絡む可能性は十分にあります！

今の人気ならかなり配当妙味な馬になるかと。

【帝王賞2024予想】穴馬：ライトウォーリア

競馬戦線が帝王賞2024の穴馬に選出したのは・・・ライトウォーリアです！

血統表は以下の通り。

マジェスティックウォリアー 2005 鹿毛	A.P. Indy 1989 黒鹿毛	Seattle Slew
		Weekend Surprise
	Dream Supreme 1997 黒鹿毛	Seeking the Gold
		Spinning Round
スペクトロライト 2010 鹿毛	ディープインパクト 2002 鹿毛	サンデーサイレンス
		ウインドインハーヘア
	バランセラ 2001 栗毛	Acatenango
		Baranciaga

2022年夏にJRAから川崎競馬へ移籍。

移籍後は、揉まれ弱さが解消し、前走の川崎記念ではハナを切ると最後まで粘りきり大金星を挙げました。

本馬の最大の特徴は丸々とした大きなトモ。

今年で7歳を迎えますが馬体的な衰えはほとんど見られません。

前走後は南関東の認定外厩であるミッドウェイファームでそのまま調整。

川崎記念では吉原騎手の絶妙な騎乗と本馬の勝負根性が光りましたが、今回はノットゥルノとウィルソンテソーロにキツくマークされるので厳しい展開になると予想しています。

4角で後続を離してハナなら馬券に絡む可能性はあるかと。

本来なら対抗馬に選出したいところですが、人気も薄いので今回は穴馬に選出させていただきます。

【帝王賞2024予想】危険な人気馬：メイショウハリオ

競馬戦線が帝王賞2024の危険な人気馬に選出したのは・・・メイショウハリオです。

血統表は以下の通り。

パイロ 2005 黒鹿毛	Pulpit 1994 鹿毛	A.P. Indy
		Preach
	Wild Vision 1998 鹿毛	Wild Again
		Carol's Wonder
メイショウオウヒ 2008 黒鹿毛	マンハッタンカフェ 1998 青鹿毛	サンデーサイレンス
		サトルチェンジ
	アルペンローズ 1999 黒鹿毛	Kris S.
		Amizette

帝王賞連覇中でダートG1級3勝のトップホース。

サウジCは現地で歩様の違和感のため無念の取消となりました。

馬体特徴は、全体的にボテッとしていますが胴・四肢とも長めとゆったりした作りで中距離向き。

5月に帰厩し、21日時点で坂路とウッドで8本の時計を消化しています。

5日、12日は併走馬に遅れ、19日は格下に手応え劣勢。

いい頃と比べて全く動けていないです。

昨年のダート競馬を盛り上げた1頭ですが、世代交代に直面しているかと。

稽古の動きもイマイチで変わり身は薄いので実績だけで軸馬の選定するのはかなり危険。

人気を背負いそうですがあくまで抑えで行きましょう。

【帝王賞2024予想】芸能人・予想家・YouTuberの予想一覧

レース当日中に公開され次第帝王賞2024芸能人予想を追記します。

出揃っていない予想もありますが、全ての公開までもう少々お待ち下さい。

【帝王賞2024予想】芸能人予想とプロ予想どちらが稼げる？

帝王賞は上半期を締めくくるダート競馬の頂上決戦。

毎年盛り上がりを見せており、多くの芸能人やYouTuberが予想を公開しています。

ただ、芸能人やYouTuberの予想は的中率・回収率が決して高い訳ではなく参考にはならないでしょう。

では、誰の予想を参考にすればいいのか。

私がおすすめしたいのは「プロの予想家」の予想を参考にすること！

下記表に芸能人予想とプロ予想家の成績を比較しましたので、ご覧下さい。

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帝王賞2024の枠番・出走馬をご紹介

続いて見ていくのは、帝王賞の出走馬・枠番について。

現在帝王賞の出走予定馬一覧がこちら。

帝王賞に出場予定なのは上記13頭。

中でも注目は「メイショウハリオ」でしょう。

メイショウハリオは2022年と2023年に開催された帝王賞で連覇を達成！

3連覇がかかったレースですが、今年も好走できるのか…。

また、その他にも今年の川崎記念を制したライトウォーリアを含む多くの実力馬が出走します。

果たして、今年の帝王賞はどの馬が制するのか…。

今から目が離せません！！

帝王賞2024の出走馬の予想オッズ(6月26日更新)

6月26日時点での関東オークスの予想オッズが以下の通り。

人気	馬名	予想オッズ
1	ウィルソンテソーロ	3.6
2	セラフィックコール	4.3
3	キングズソード	4.5
4	ノットゥルノ	4.7
5	メイショウハリオ	9.9
6	サヨノネイチヤ	15.3
7	ライトウォーリア	19.4
8	グランブリッジ	22.8
9	ディクテオン	35.0
10	バーデンヴァイラー	97.8
11	ヒロイックテイル	213.4
12	トランセンデンス	295.2
13	マースインディ	344.1

現時点での最も人気なのはウィルソンテソーロ。

競馬戦線でも帝王賞2024の本命馬に選んでいる馬です。

ウィルソンテソーロは昨年11月のJBCクラシックは5着。

その後チャンピオンズC2着と東京大賞典で2着とG1で好走している馬。

直近はドバイ遠征で結果を残せていませんが、今走に期待できる馬です。

上位4頭に人気が集まるレースですが、波乱の展開はあるのか…。

レース展開に注目しておきましょう！

 帝王賞2024のレース概要・開催場をご紹介

続いては、 帝王賞のレース概要をご紹介！

まずは概要から見ていきます。

出典：ダートグレード競争特設サイト

開催日	2024年6月26日(水)
格付け	Jpan1
開催場	大井競馬場
コース	ダート2,000m
性齢	4歳以上
1着賞金	8,000万円

帝王賞は、農林水産省が賞を提供するレースで、正式名称は「農林水産大臣賞典 帝王賞(Jpan1)」。

毎年大井競馬場で開催され、上半期のダート王を決めるレースで盛り上がりを見せています。

そんな帝王賞には5月に開催された「かしわ記念」や「大井記念」で結果を残している馬も出走します。

果たして今年の勝利馬はどの馬になるのか、注目しておきましょう！

 帝王賞2024が開催される大井競馬場について

帝王賞は毎年「大井競馬場2,000m」で開催されています。

大井競馬場2,000mの概要は以下の通り。

大井競馬場ダート2,000mは直線距離が長いことが特徴的なコース。

最初のコーナーまでの距離は約500m。

直線距離が長いことで外枠の馬が自由に動いてポジションを取ることが可能。

そのため、大井競馬場では内枠よりも外枠の方が有利といえるでしょう。

また、大井競馬場2,000mでの有利な脚質は・・・

大井競馬場2,100ｍで最も優勢な脚質は「先行」。

勝率・複勝率共に最も高い数値を記録しています。

そのため、帝王賞で出場する先行の脚質を持つ馬には注目しておきましょう。

【帝王賞2024予想】各陣営・口コミ評価を基に全頭診断

ここからは、帝王賞に出場する出走馬の各陣営・口コミ評価を基に、全頭診断を行いました。

帝王賞の予想に役立つ情報なので、是非参考にしてみて下さい！

ウィルソンテソーロ

ウィルソンテソーロはドバイワールドC（GI）以来の出走。

「初めての海外遠征で到着当初は疲れがありました」と小手川準調教師。

しかし「レースが近づくにつれグングン調子が上がりました」との事で、当日は12頭立ての4着に健闘しました。

帰国時の輸送は「往路の経験があったせいか全くダメージがありませんでした」と言い、実際に着地検疫中には担当厩務員が乗り運動を課せるほどだったよう。

その後はチェスナットファームでの放牧を挟み、現在に至りますが「順調で仕上がりは良い」との事。

東京大賞典（GI）でウシュバテソーロと差のない2着なら、コースも問題無いと見ています。

「そろそろGI/JpnIタイトルを獲らせてあげたい」という指揮官の願いが叶って不思議はないでしょう。

セラフィックコール

デビューから負けなしの5連勝でみやこSを制覇したセラフィックコール。

チャンピオンズCは気性の若さがまともに出て初めて大敗しましたが、立て直したダイオライト記念は4馬身差で完勝。

今までで一番スムーズなレースができたと見ています。

しかし、川崎記念は勝負どころでハミを取らず流れ込み、振るわない結果に。

まだ気性が幼く、現状では集中力に課題が残りますが、いかに気分良く運べるかどうかが一番のポイント。

実際に走ってみないとわからない部分はありますが、ポテンシャルの高さはGI級です。

距離的には自分のリズムでゆったり運べる長い方が良さそうですが、2000mなら不足はありません。

砂を被ったり、揉まれたりすると余計に難しい面を出す可能性があるので外枠さえ引ければかなり期待できます！

メイショウハリオ

2年前の帝王賞で初めてのJpnI制覇。

そこから更にレベルアップし、昨年はかしわ記念・帝王賞を制覇しダート馬のトップホースに輝きました。

今年も勝利すれば前人未踏の3連覇。

偉業を懸けた大一番に挑みます。

2024年の始動戦にはサウジカップを選びましたが、無念の出走取消に。

今回が約半年ぶりの実戦となりますが、帰厩後はコース追い中心で乗り込みは入念なように見えます。

ただ、気になるのがチャンピオンズCにおける濱中騎手のレース後のコメントで「年齢的なものでズブさが出ています」と残しています。

もともと後方から押し上げていくタイプではありますが、休みが長い分もあり、いつも以上に追走に苦労する可能性も・・・今の力量では馬場や展開の助けがなければ難しいレースになると見ています。

ノットゥルノ

デビュー3戦目からダートに路線変更して2連勝。

伏竜S、兵庫CS・2着の後、ジャパンDダービーを正攻法の競馬で勝利を収めました。

3歳時は510kg以下での出走し連対を外したのは一度のみ。

ただ、近走は520キロ台で重賞2勝と気性も大人になり、それほど敏感にならなくていいでしょう。

それより重要なのは全9連対が右回りという点、左回りは連対すらしていません。

得意の右回りの今回は期待できますし、加えて逃げた時は2戦1勝、2着1回と好成績を残しています。

好位でためる競馬より、スピードを生かすスタイルができれば馬券内は確実かと。

ライトウォーリア

今年初戦の前々走、報知オールスターCを逃げ切って22年12月勝島王冠以来の白星をゲットしたライトウォーリア。

勢いに乗って強豪中央勢に挑んだ川崎記念では見事1着に輝き大仕事をやってのけました。

得意の逃げ戦法に持ち込むと、勝負どころから競りかけてきたアイコンテーラーを振り切って単独先頭でレースを展開。

最後はグランブリッジの強襲を頭差しのぎ、JpnI初勝利を成し遂げました。

激闘から約3カ月、今度は大井に舞台を替え、JpnI連覇を狙います。

内田勝義調教師は「状態は平行線。川崎記念くらいの感じで使えるよ」と状態の良さをアピール。

さらに出走予定メンバーを見渡して「テンの速さならうちの馬の方が上」と続けました。

すんなり自分の形に持ち込むことができれば川崎記念の再現があっても誰も驚きません！

キングズソード

オープン緒戦のアンタレスSは3着に敗れましたが、続く三宮S、阿蘇Sとオープン特別を2連勝。

勢いをそのままに、JBCクラシックを制してビッグタイトルを手にしました。

その後の東京大賞典、フェブラリーS、かしわ記念は勝ち切れなかったものの、すべてのレースで掲示板を確保しているように、ダート界のトップクラスと互角に渡り合うことができています。

フェブラリーSでは、これまでになく後方からの競馬になりましたが、直線は鋭く伸びていたように、脚質にも幅が出てきた印象。

帝王賞は初めてのチャレンジとなりますが、大井の2000メートルはJBCクラシックと同じ舞台設定。

ここ2走は1600メートルだっただけに、距離延長は間違いなくプラスなると考えています。

JpnI・2勝目に期待しましょう！

グランブリッジ

22年関東オークスで重賞初制覇。

23年エンプレス杯を最後に勝利から遠ざかっていますが、先行差し自在な脚質を武器にコース、距離を問わず安定した成績を残しています。

以前は牝馬限定戦への出走がメインでしたが、昨年の暮れからは混合戦へ挑戦。

今年から4月開催となった川崎記念では前で粘る2頭をギリギリまで追い詰めて2着と、牡馬の一線級が相手でも戦えることを示しました。

前走は「目一杯に造ったあとで疲れを取りながらの調整」と陣営側はコメント。

勝ち馬には逃げ切りを許しましたが、自身の走りはしっかりできていました。

今回はより強いメンバーとの戦いとなる帝王賞。

過去10年、牝馬は1度も馬券絡みがないなど条件は厳しいですが、持ち前の立ち回りのうまさを生かせばチャンスは十分にあると思います！

サヨノネイチヤ

大井生え抜きのスター候補が最高峰の舞台「帝王賞」にたどり着きました。

デビューから条件戦をコツコツと勝ち上がって、昨年12月の勝島王冠で重賞初出走初制覇を成し遂げると、今年に入りブリリアントC、大井記念を立て続けに勝利。

勢いはとどまることを知りません。

その後は優先出走権を手にした帝王賞を目標に調整。

手綱を取る西啓太騎手が普段のトレーニングも騎乗しており「これまでと変わらない雰囲気をキープできている」と好感触のコメントを残しています。

今回は一気に相手が強化されますが「まだ走りきった感じがない。強い相手と戦ってどんなものか、楽しみはある」と西騎手。

隠し持った能力が全開になれば、一気にダート界の頂点に立つ可能性も十分にあります！

ヒロイックテイル

前走の名古屋グランプリでは ノットゥルノ相手に最後まで粘りを見せ、2着に輝いたヒロイックテイル。

これまでの出走レースも1800ｍ〜2100ｍと距離適性は問題ないと見ています。

大井競馬場は初めての舞台。

メンバーレベルは格段に上がっていますが、人気薄からの大逆転劇を見せてほしい。

バーデンヴァイラー

前走の大井記念では、サヨノネイチャに続く2着と好走したバーデンヴァイラー。

キングカメハメハの血筋を持つドゥラメンテ産駒とダート適性も抜群です。

中央では中々奮わない成績ですが、地方競馬では重賞2勝と能力の高さは十分に証明済み。

人気薄になるとは思いますが、連下であれば抑えておくのもあり。

父、祖父共にダービー馬という良血統。

自身もここで地方競馬の栄冠を掴み、良血馬の意地を見せてくれることに期待しましょう。

ディクテオン

前走の名古屋グランプリを筆頭に川崎記念・ダイオライト記念と今年は一度も掲示板を外していない安定感を持っています。

地方重賞はここまで2勝と実績は十分。

初の大井競馬が影響してか人気を背負っていませんが、このオッズであれば注目の穴馬であること間違いなし。

少額でもいいので馬券に抑えておくのもいいと思います。

トランセンデンス

昨年の高知6Rセニョールベスト特別での勝利を皮切りに、鏡川特別の4着を挟み5戦連続馬券内と調子の良さを見せていましたが・・・

直近3レースでは、8・6・10着と掲示板にすら入らない始末。

ほか馬に比べ大井競馬場でのレース経験はありますが、結果は良いとは言えない内容です。

オッズ妙味ではありますが、今レースは完全に切るべき1頭。

淡い期待を抱いての購入はしないことをおすすめします。

マースインディ

競走馬にこの表現は正直使いたくはありませんがここまで73戦をこなしていることからも分かるように、乗り潰されている感が・・・

裏を返せばタフさも見られますが、2年連続で馬券内ゼロと成績は伴っていません。

競走馬生活のほとんどを過ごした大井競馬場での勝負ではありますが、とりあえずは無事に走りきってくれることを祈ります。

【帝王賞2024予想】過去10年分のデータからレース傾向を読み取る

ここからは、帝王賞2024の予想で役立つデータをご紹介！

過去10年のデータを参考に帝王賞の傾向を読み取りました。

• 過去10年間の人気別勝率
• 過去10年間の枠順別成績
• 過去10年間の所属別成績
• 過去10年間の年齢別成績

詳細を確認していきましょう。

【帝王賞2024予想】1番人気の勝率は10％と低い

2014年〜2023年に開催された帝王賞の単勝人気別成績がこちら。

過去10年の傾向を見る限り、帝王賞で1番人気の馬が1着になることは1度しかありません。

そのため、1番人気の馬は対抗馬程度に留めておくことが懸命でしょう。

ただ、今年の1番人気は2連覇を達成したメイショウハリオになるはず。

過去の傾向を覆す実力のある馬です。

そのため、今年の帝王賞では1頭軸ではなく2頭軸で馬券を購入するのもいいでしょう。

【帝王賞2024予想】枠番に関係なく実力のある馬が勝利している

2014年〜2023年に開催された帝王賞の枠順別成績がこちら。

	1着	2着	3着
2023年	4枠	2枠	1枠
2022年	2枠	6枠	8枠
2021年	4枠	7枠	8枠
2020年	5枠	7枠	4枠
2019年	4枠	1枠	8枠
2018年	3枠	2枠	6枠
2017年	2枠	5枠	1枠
2016年	3枠	2枠	6枠
2015年	1枠	5枠	7枠
2014年	8枠	6枠	4枠

過去10年の傾向を見る限り、枠番によって有利・不利はないようです。

そのため、枠番よりも大事なのは馬の実力といえるでしょう。

ちなみにですが、2.3.4枠の馬はやや勝率が高め。

もし、枠番を重視している方がいれば2.3.4枠に入った馬で勝負してみて下さい。

【帝王賞2024予想】優勝馬はJRA栗東勢のみ

2014年〜2023年に開催された帝王賞の所属別成績がこちら。

• JRA栗東勢が1着を独占している
• 大井競馬所属以外の地方勢は馬券に絡んでいない

過去10年の傾向を見る限り、JRA栗東勢が1着を独占しています。

これほど圧倒的に結果を残せるのは凄すぎませんか？ｗ

ちなみに、今年の帝王賞でJRA栗東勢なのは・・・

• キングズソード
• グランブリッジ
• セラフィックコール
• ディクテオン
• ノットゥルノ
• メイショウハリオ

上記6頭。

今年も傾向通りの結果となるのか…。

帝王賞の馬券を購入予定の方は、是非JRA栗東勢に注目してみて下さい！

【帝王賞2024予想】4歳馬の勝率・連対率・3着内率が高い

2014年〜2023年に開催された帝王賞出走馬の年齢別成績が以下の通り。

過去10年の傾向を見る限り、4歳馬の勝率・連対率・3着内率が高め。

そのため、今年の帝王賞でも4歳馬には注目しておきましょう。

ちなみに今年の帝王賞に出場予定の4歳馬は・・・

セラフィックコールのみ！

前走の川崎記念では5着と思ったような結果を残せていませんが、今走こそ勝利となるのか。

注目しておきましょう。

【帝王賞2024予想】過去10年の傾向からの展開を予想

最後に、過去10年の傾向を基に帝王賞の展開予想をご紹介！

私「阿部慎吾」が考える帝王賞2024展開予想は以下の通り。

⑩バーデンヴァイラーが逃げる展開となる予想。

その後をグランブリッジ・ライトウォーリアの2頭が追う展開になるでしょう。

ただ、過去10年の傾向を見る限りでは、逃げが決まらずに差し馬が勝利する可能性が高いと考えています。

そして私の本命馬は前述の通りウィルソンテソーロ。

一体どのような展開になるのか楽しみですね！

帝王賞2024最終予想まとめ

ここまで帝王賞2024の予想や役立つデータを詳しくご紹介してきました。

いかがだったでしょうか？

上半期のダート頂上決戦の「帝王賞(Jpan1)」。

果たしてどの馬が頂点に輝くのか…。

その動向に目が離せません！

是非今回ご紹介した予想方法を基に、帝王賞で勝負してみて下さい！