競馬の期待値とは?券種ごとの活かし方や注意点も徹底解説!

目次
競馬でプラスにするなら『期待値』はマスターしておくべき重要な指標。
期待値を制するものが競馬を制すと言っても過言ではありません。
そこで、この記事では競馬における期待値について徹底解説!
期待値の基本情報はもちろん、券種ごとの考え方や注意点についても解説していきます。
この記事を読めば"競馬期待値のプロ"になれるので、ぜひ最後までご覧ください!
競馬における期待値とは?
競馬における『期待値』とは、簡単に言うと・・・
「その馬券を買い続けたときに、長期的にどれくらいのリターンが見込めるか」を数値で表したもの。
期待値は『オッズ × 的中率』の計算式で求めることが可能です。
文字だけの解説だとピンとこない人もいると思うので、ここで一例を見ていきましょう。
たとえば、ある単勝オッズが5.0倍、的中率が30%と予想した場合・・・
5.0× 0.3=1.5(期待値)
この「1.5」という数値は、「100円賭ければ平均150円戻る」という意味です。
基本的に、期待値が1.1以上だとプラス期待値、1未満だとマイナス期待値となります。
ただ、これは単勝・複勝で勝負する時の考え方。
その他の券種における競馬期待値の考え方は後に紹介するので、目を通してみてください。
期待値と回収率の関係を正しく理解しよう
まず押さえるべきは「期待値」と「回収率」は似て非なる概念でありながら、密接に結びついているという点。
期待値は“理論上の平均回収率”を表す数値であり、長期的な馬券成績を予測するうえでの指針のような存在です。
たとえば、期待値が120の馬券を買い続ければ、平均回収率は120%前後に収束。
逆に、期待値80の馬券を続けると、どれだけ的中しても最終的には赤字になります。
指標 | 意味 | 回収率との関係 |
---|---|---|
期待値 | 1円あたりの理論的な平均リターン | 長期的な回収率の“理論上限”を示す |
回収率 | 実際の払い戻し÷投資金額×100 | 実際の結果としての「期待値の反映」 |
的中率 | 当たる確率 | 期待値を支える一要素だが 単独では意味を持たない |
このように、期待値は「今の買い方が理論的にプラスかどうか」を可視化するための基準です。
回収率を安定して高く保ちたいなら、感覚ではなく“期待値のある買い方”を取捨選択することが重要になります。
多くの初心者は、的中率ばかりを重視して低オッズに偏りがちです。
しかし、長期的に見ると期待値の低い買い方ばかり続けることになり、結果的に回収率が下がります。
理論に基づいた期待値志向が、安定的な利益を生み出す唯一の道です。
【競馬】券種ごとの期待値の考え方は?予想への取り入れ方も解説!
ここまで、競馬における期待値について解説してきましたが・・・
「どのくらいの期待値を狙えばいいの?」
「券種ごとに期待値を踏まえた勝負方法を知りたい」
という方もいると思います。
そこで、券種ごとに『狙いたい期待値』と『勝負のスタンス』をまとめてみました。
券種 | 的中率の目安 | 狙いたい期待値 | 勝負のスタンス |
---|---|---|---|
単勝 | 5〜25% | 1.2〜1.6以上 | 高配当狙いだとブレやすい。 人気馬で安定回収 or 中穴でリターン狙い。 |
複勝 | 20〜50% | 1.1〜1.3以上 | 的中率高めなので 低リスクでコツコツ 稼ぎやすい。 |
ワイド | 30〜70% | 1.1〜1.5以上 | 安定感重視。 穴絡みで2.0超えなら 大チャンス。 |
馬連 | 5〜20% | 1.4〜2.0以上 | 人気馬でも1.2以上 中穴で1.8超えを目指したい。 |
馬単 | 3〜15% | 1.6〜2.5以上 | 1着固定なのでリスク高め。 期待値2.0以上なら 挑戦価値あり。 |
三連複 | 1〜10% | 2.0〜3.0以上 | 人気薄が絡むと跳ねやすい。 点数増えても期待値キープ できるかが重要。 |
三連単 | 0.1〜5% | 2.0〜3.0以上 | 的中率が低すぎるので 高期待値じゃないと 買う意味がない。 夢馬券枠。 |
期待値1.0以上が理論的に勝てるライン。
ただ、的中率が高くても、オッズが低すぎると損をします。
そのため、回収率を上げるために期待値のある馬券選びが重要です。
続いては、競馬期待値を踏まえた予想の仕方を券種ごとに紹介していきます。
【単勝・複勝】競馬期待値を踏まえた予想の仕方
まずは、買う予定の馬の勝率と複勝率を自分で見積もりましょう。
競馬初心者の方は、以下の表を参考にしてみてください。
人気 | 勝率の目安 | 複勝率の目安 |
---|---|---|
1番人気 | 約30% | 約60% |
2番人気 | 約20% | 約50% |
3番人気 | 約15% | 約40% |
4〜5番人気 | 約10% | 約30% |
6〜8番人気 | 約5% | 約20% |
9番人気以下 | 約2%以下 | 約10%以下 |
買う予定の馬の勝率と複勝率を見積もったら、以下の式に当てはめて計算。
- 単勝:単勝オッズ × 勝率
- 複勝:複勝オッズ × 複勝率
例:単勝5.0倍で勝率20%の馬なら5.0×0.2=1.0(=期待値100%)。
この場合、長期的に損得なしのラインとなります。
1.0を超える馬を「買う価値あり」と判断するのが一般的です。
【ワイド】競馬期待値を踏まえた予想の仕方
ワイドは「2頭とも3着以内に入れば的中」という券種です。
そのため、軸馬と相手馬の複勝率を使って期待値を計算します。
例えば、軸馬Aの複勝率60%、相手馬Bの複勝率40%だったとしましょう。
そこに、ワイドオッズを掛ければ期待値が出るので、計算式は・・・
- ワイドオッズ(軸馬A-相手馬B)×(軸馬の複勝率 × 相手馬の複勝率)
となります。
例:ワイドオッズ5.0倍×(0.6×0.4)=5.0×0.24=1.2(120%)
→ 期待値が1.0を超えているので「買い」です。
【馬連・馬単】競馬期待値を踏まえた予想の仕方
馬連・馬単は「1着と2着を的中させる」券種。
軸馬と相手馬の連対率(1着または2着に入る確率)を使います。
人気 | 連対率の目安 |
---|---|
1番人気 | 約50% |
2番人気 | 約40% |
3番人気 | 約30% |
4〜5番人気 | 約20% |
6〜8番人気 | 約10%以下 |
例として、連対率が50%の軸馬A、30%の相手馬Bがいたとしましょう。
そこに、馬連オッズを掛ければ期待値が出るので、計算式は・・・
- 馬連オッズ(軸馬A-相手馬B)×(軸馬の複勝率 × 相手馬の複勝率)
例:馬連オッズ10倍×(0.5×0.3)=10×0.15=1.5(150%)。
→ 長期的には期待値プラスの買い。
馬単の場合も同じ計算でOKですが、1着2着の順序がある分、的中確率は下がります。
そのため、馬単オッズが高くても「0.8未満(80%)」なら無理に買わないのがコツです。
【三連複】競馬期待値を踏まえた予想の仕方
三連複は上級者向けの券種ですが、考え方は同じです。
勝負する際は、以下の計算式で期待値を出しましょう。
- 三連複オッズ×(軸馬の複勝率×相手Aの複勝率×相手Bの複勝率)
例:軸馬60%、相手A40%、相手B30%の場合
20倍 ×(0.6 × 0.4 × 0.3)=20×0.072=1.44(144%)
→ 期待値1.0を超えているので、買う価値はアリとなります。
【三連単】競馬期待値を踏まえた予想の仕方
続いて三連単。
三連単で勝負する際は、以下の計算式で期待値を出しましょう。
- 三連単オッズ×(軸馬の勝率×2着馬の2着率×3着馬の3着率)
例:軸馬20%、2着馬30%、3着馬25%、三連単オッズ500倍
→ 500×(0.2 × 0.3 × 0.25)=500×0.015=7.5(750%)
高いオッズでも、現実的にこの確率が成立するか冷静に判断するのが鍵です。
期待値をさらに高める方法4選!
ここからは、期待値をさらに高めるための重要ポイントをご紹介!
実践でも使えるレベルでわかりやすく解説していきます。
期待値を高める方法がこちら。
期待値を高める方法
- 展開を読む
- ペースと馬場状態の影響を考える
- 過去レースから再現性を探す
- 穴馬を探す
この4ポイントをマスターすれば、ただの勘や人気順で買うのとは全然違う。
説得力ある予想ができるようになるので、必ず目を通してください。
展開を読む
競馬は「どの位置取りでレースを進めるか」で結果が大きく変わる競技。
展開=レースの流れを読むことは、期待値を高める上で欠かせません。
レースの流れを読む際、着目すべきは馬の脚質。
以下の4つの脚質を踏まえた上で、買う馬を決めるのが重要です。
脚質 | 特徴 |
---|---|
逃げ | スタートから先頭をキープ |
先行 | 2〜5番手あたりで好位キープ 直線で抜け出す |
差し | 中団〜後方から、直線で追い込む |
追込 | 最後方から直線で一気に伸びる |
手順としては、まずは出走馬の脚質を確認。(netkeibaの「脚質」欄でOK)
脚質を確認した際、全体における逃げ馬の割合に注目しましょう。
- 逃げ馬が多い→ペースが早い展開(差し・追込が優里)になりやすい
- 逃げ馬が1頭だけ→ペースが遅い展開(前残りしやすい)になりやすい
展開が想定できたら、展開に恵まれそうな馬を厳選。
人気薄でも展開がハマれば好走するので、中穴・穴馬選びとしてもご活用ください。
馬場状態の影響を考える
馬の走りやすさは、前章で紹介した『レースの流れ』だけでなく『地面の状態』によっても大きく変わります。
そのため、期待値を上げるには当日の馬場状態を確認しなければなりません。
馬場状態の詳細とレースに与える影響がこちら。
馬場状態 | 影響 |
---|---|
良 | スピードタイプ有利 |
稍重〜重 | パワータイプ or スタミナ型が浮上 |
不良 | 思わぬ伏兵(馬場適性の差)が 激走するケースが多い |
馬場と得意がマッチしている馬を選べば期待値が上がります。
仮に人気馬でだったとしても"展開と馬場が不向き"なら消して予想してみましょう。
過去レースから再現性を探す
出走馬の過去レースからは、得意・不得意なレースやその馬の習性を掴むことができます。
「この馬、こういう条件だといつも走るよね」
これを見抜ければ、大きく期待値を上げることが可能です!
過去レースを確認する際、見るべきデータは主に次の3つ。
見るべきデータ
- 成績(距離別・コース別・馬場別)
- 着順よりも「着差」と「上がり3F(末脚)」
- どういう展開で走ったときに好走しているか?
例えば・・・
『東京芝1600mは3戦3勝。でも中山では惨敗続き』という馬は、コース適性に偏りあり。
『上がり最速を使っても届かない』という馬は、差し届かず型・・・といったように判断できます。
データだけでは不安が残る場合は、netkeibaで5走分のレース映像・コメント欄・ラップも確認しましょう。
穴馬を探す
最後に穴馬を絡めて買う時の期待値の高め方。
穴を狙う際は、次の特徴に当てはまる馬を選びましょう。
穴馬の特徴
- 前走惨敗でも理由がハッキリしてる(出遅れ・不利・重馬場など)
- コースや距離が変わって得意条件になる
- 人気薄なのに追い切り(調教)が良い動き
- 馬主や厩舎が“勝負気配”出してる(複数頭出しなど)
穴馬を狙う時・・・
「なんで人気がないのか?」「それって妥当?」「逆に美味しい?」
こう考えるクセをつけると"みんなが見落としてる強さ"を拾えるようになります。
競馬において期待値を考えても意味がない?その理由を2つご紹介!
競馬でプラスにするために考えられる期待値ですが、一部の競馬ファンからは「考えても意味がない」と言われています。
その大きな理由がこちら。
考えても意味がないと言われる理由
- 期待値はあくまで理論上の話だから
- 人によって想定的中率が違うから
期待値という概念は、予想に組み込めば大きな武器になります。
しかし、予想に組み込む際に考えられる、上記のネガティブ要素も考慮しなければ使いこなせません。
それぞれ詳しく解説するので、頭に入れておいてください。
【理由①】期待値は「理論上の話」であり、実際のレースとはズレがあるから
競馬における「期待値」は、オッズと想定的中率を掛け合わせた理論的な数値にすぎません。
この数値が1.0を超えれば「プラスの期待値」で、1.0未満であれば「マイナスの期待値」と判断できますが、あくまで机上の計算にとどまる点が問題です。
なぜなら、競馬は常に以下のような不確実性をはらんだ競技であり、実際のレース展開や馬場状態、騎手の判断、出遅れなど、数値でコントロールできない要素が多いから。
項目 | 内容 |
---|---|
馬場状態の変化 | 雨や芝の荒れ具合により 能力通り走れない馬が出る |
レース展開 | 逃げ馬が多い・スローペースなどで 勝ち馬が変わる |
騎手の判断 | ペース配分や仕掛けのタイミングで 結果が変動 |
メンタル面 | 馬の気分・ゲート難など 人間では予測不能な要素 |
人気の偏り | ファンの過大評価・過小評価が オッズに反映される |
これらの要因により、どれだけ正確に「勝率」や「連対率」を予測しても、実際の結果とは必ず誤差が生まれるのです。
そのため、「期待値が高い=的中する」とは限らず、理論値だけに頼ると現実の馬券戦略を誤る可能性があります
実戦では期待値を“参考指標の一つ”として使い、馬場傾向や展開読みと併用する柔軟さが重要です。
【理由②】期待値を正確に出すための「想定的中率」が人によって違いすぎるから
もう一つの理由は、「想定的中率(勝率・連対率・複勝率)」を正確に出すのがほぼ不可能だからです。
期待値の計算式自体はシンプルですが、前提となる“勝つ確率”や“3着以内に入る確率”は人間が主観的に設定します。
そのため、分析能力・経験値・データの使い方によって結果が大きく変わり「誰の期待値が正しいのか」が曖昧になることも...。
以下は、同じレースでも予想者によって期待値が変動する一例です。
予想者 | 想定勝率 | 単勝オッズ | 計算された期待値 |
---|---|---|---|
予想A(データ重視) | 30% | 3.5倍 | 1.05 |
予想B(感覚派) | 20% | 3.5倍 | 0.70 |
予想C(過去傾向重視) | 25% | 3.5倍 | 0.88 |
このように、「勝率をどう見積もるか」で期待値の数値は簡単に変動します。
また、的中率が高い人でも短期的にはブレが生じるため、個々の予想者のスキル依存度が非常に高いのが現実です。
したがって、期待値は理論上正しい概念であっても、現実では「測定者の主観」が入りすぎるため、再現性が低く、統一的な指標として成立しにくいと言えるでしょう。
期待値を使う際は、単体で判断するのではなく「自分の予想精度の検証ツール」として活用する方が効果的です。
期待値を基にして馬券を買う時の注意点
期待値はマスターできれば強力な武器になりますが・・・
その効力を最大限に引き出すには、以下の3点に注意しなければなりません。
注意点
- 過剰な期待は禁物
- オッズ変動のリスクを考慮する
- 資金管理を徹底する
この3点は負けないための秘訣でもあります。
馬券を買う前に自分が該当しないか確認してみてください。
注意点①:過剰な期待は禁物
まず、過剰な期待は禁物です。
期待値はあくまで統計的な指標であり、一回のレースで必ずその通りの結果になるとは限りません。
プラスの期待値を持つ馬券でも、連続して不的中となる可能性は十分にあります。
短期的な結果に一喜一憂せず、長い目で見て回収率を向上させる意識が重要です。
注意点②:オッズ変動のリスクを考慮する
購入直前になって人気が集中し、オッズが大きく下がる場合があります。
期待値が高いと判断した時点で購入する。
あるいはある程度のオッズ変動は許容範囲として捉えるなど、自分なりのルールを決めておくことが大切です。
注意点③:資金管理を徹底する
期待値の高い馬券に固執するあまり、過剰な金額を投入してしまうのは危険です。
各レースに投入する金額を一定の割合に保つ、または期待値の高さに応じてベット額を調整するなど・・・
リスクをコントロールしながら馬券を購入するように心がけましょう。
競馬期待値まとめ
1レース1レース期待値をしっかり計算し、より高い数値の馬券に絞って買うのがプラスにする秘訣。
予想に時間はかかりますし、難易度は高いものの、マスターできれば強力な武器となります!
しかし、中には期待値が高い馬を厳選する時間をがない方もいるはず。
そんな方は、期待値が高い馬に絞って予想を公開しているサイトに頼ってみましょう!
どれも公式LINEを友達追加すれば、すぐに利用できます。
即戦力となってくれるので、ぜひ活用してみてください。
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期待値を参考に予想するなんてあまり考えたことありませんでした。
今後はちょっと使ってみようかなと思います。